生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

かわいそうな話

苦手な人は読まないで下さい。


職場で隣の人が、○○○○、と言うのが聞こえて、あ、出てきましたね、と話に入った。


我が家はマンション。3日くらい前に管理人さんがマンションの玄関で、出てきましたわぁ、と植込みの中を捜していた。


昨年、管理人さんはそれを袋に入れて捨てる、という恐ろしい事実を知ったので、3日前は話しかけられても逃げるように通り過ぎた。


その管理人さんは○○も。

その時はさすがに、○○がいたらダメなんですか?と聞いた。

住人の方に言われるんですよ、と。


私が全部飼いますから、とは言えなくて、悲しくて、人間でいる自分は同罪のように思えて沈んだ。


この職場でもたぶん同じような話だろうと覚悟していると、向かいの人が、サナギから出てくる時ほんとに神秘的よー、と両手を広げた。


そしたら隣の人が、子どもに幼稚園でミカンの葉っぱ取って来ーいって言うてる。
初めはキャベツあげてて食べへんかって。
モンシロチョウ違うねんなぁ…

柑橘系の葉っぱなら食べるみたいよ。



飼ってるんだ。
びっくりして嬉しくて、羨ましくなった。

いいな。
私もこんな会話がよかった。
こんな生活がよかった。

蝶がきれいな羽根を広げるところを見てみたいな。