こだわるも頑固も愛おしい
こだわる、という言葉を少しわるい響きで使う場合もあるけれど、そちらの方では私も結構こだわってるんじゃないかと思う。
強迫性障害や発達障害のこだわりについては、また違うと思うのでここでは書かない。
こだわるのは、切り換えられないのではなくて、安心のためなんじゃないか、と思う。
確かなものがない。
だからせめて、たぶん自分の思いだろうこれだけでも叶えて、心を安らかにしたい。
船から落ちて海に投げ出されたとして。
少しくらい泳げても広くて深い海は怖くて、何か浮いている物を必死でつかむと思う。
絶対離したくない。
おーい、大丈夫だよ、安心しろー
とイカダで近づいてくれそうな人はいないんだから。
もしかしたら、頑固というのも始まりはこうなのかな。
いつでも困ったら誰かが助けてくれるから
安心、大丈夫、とは思えないから、自分の
ことは自分で守らないといけない。
だから身体も心も頭も緊張するし、もしかしたら固まってもくるし、余裕をもって周りを見渡すなんてできない。
まだよくわからない世界が怖い、生まれて
すぐの赤ちゃん。
手でつかめたものは反射的にぎゅっと握っている。
こだわる、のイメージ、私はこんな感じ。
だから「こだわる」はなんだか愛おしい。