正直に悪口も言う方が人に好かれるんだろうな、と気付き始めたのは、たぶんこの数年のこと。
悪口を言う人がどうして嫌われないのかも
なんとなくわかる。
まずは、正直な人と思われるからだろうな。
私はあの人が嫌い、私はあの人のここが嫌、には「私は」があるから、とも思う。
そんな悪口言わなくてもいいのに。
相手は一瞬そう思ったとしても、正直な気持ちを主語ありで表現されると気持ちがいい。
人の存在と人の弱さを感じて安心するというか。
人ってその位で生きているんじゃないだろうか。
でも、いじめとなるとどうなのだろう、と思う。
「私は」ではなく、「問題を抱えた私は」。
私はあの人のここが嫌い、じゃなくて、問題を抱えた私はなぜかあの人が憎い。
その「問題」を解決するために、誰かが早いうちに助けてあげていたら。
一つのいじめは防げたかもしれない、と私は思う。