生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

お風呂を新しくしよう

f:id:kannpai:20200712085639j:plain呑気な父とまだ何もできない母を見て無理だと判断した長男が、お風呂のリフォームの見積もりを申し込み、営業の人が来てくれた。


マンション用なので大きさはコレ、どのグレードにする、オプションはどうする、選べるのはどっちにする、その程度。

もっと複雑かと思っていた。


壁も床もタイルじゃない。
掃除し易さを求めて、どんどん材質や形が変わっているんだな。


掃除は苦手だから嬉しい反面、タイルがなくなっていくことに少し寂しさを感じた。


長男はいつまで自宅にいるかわからないのに、お風呂が好きなので、私より希望を出したりしている。

壁の一面だけアクセントに色を変える案に、グリーンがいいな、とか。


オプション以外は65%にしてくれる、ということらしかった。

それでも、いくら位かかるのかボンヤリと考えていた金額の1.5倍。

その場で契約はせず考えさせてもらうことにした。


新しいお風呂でも私はゆっくり入れない気がするけれど、もうそんなことは言えない。
前進の大きな一歩にしたい。


分厚いカタログをペラペラとめくってみる。


きれいだなぁ。
やっぱり全部白かな。



洗面所も同時にリフォームした方が安くなるんですか?

営業の人が来てくれた時、急に思い立って
私は聞いたのだった。


ほとんど変わりません。


正直で若いその人は、もしかしたら長男とあまり歳が違わないのか。


名刺の顔写真はとてもふっくらしていて別人のよう。


営業、大変なのかな。
お母さん、心配してるんじゃないかな。


たぶんあの人にお願いすることになるんだろうな、と思う。