生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

換気扇はきれい

f:id:kannpai:20200712134040j:plain昨日、キッチンの換気扇の掃除を業者さんに頼もう、とネットで調べてくれていた長男。


お風呂に続いてキレイになる計画は嬉しいけれど、私の方はまだそんなに気が乗っていかない。


換気扇はカバーを時々換えているし、それに、父が以前、確か中まで開けて掃除してくれたと思う。


しばらくは父のことを思い出したくなかったので、前におじいちゃんが中まで掃除してくれたから、と軽く言った。


それでも、だいぶん経ってるやろ、中までは業者さんじゃないと開けられへんらしいで、
とまだ勧める。


もう一度、おじいちゃんが掃除してくれたから、と言って、キレイにしたい所は他にもいっぱいあるわ、とはぐらかした。


本当は、ここをキレイにしたいとか、いつかこうしたいとか、そんなこと何もなくてどうでもいいので、一生懸命考えてくれる長男にはわるいなと思う。


食器乾燥機、ここに置けるんちゃう?

食器くらい自分で洗うわ。

でもその時間に本読めるやん。


不満や不安を口にしながらでも、料理をして本を読んで、動き回っている元気な母に戻ってほしい。長男はそう思っているのだろう。


2ヶ月くらい前に買ってくれたロボット掃除機は、黙々と働き続けてくれている。


水拭きなんて感動もの。
ホームが見つけられずに探している姿も相変わらず可愛い。



今朝、長男が、出掛ける前に私の所に来て、昨日の換気扇のことごめんな、と言った。


おじいちゃんが1回掃除してくれたから、って回数の意味に取ってて、おじいちゃんがしてくれた、っていう意味に取れへんかってん。ごめんな。


そんなこと言われたら父のこと思い出してしまう…
でも、共感されるって、こういうことなんだなぁ。

嬉しくて悲しくて、言葉に困った。



長男が出掛けた後、大きな荷物が届いた。

空気清浄機、と書かれている。

これも少し前から長男に勧められていて、私がなかなか決めない物だった。