換気扇はきれい
昨日、キッチンの換気扇の掃除を業者さんに頼もう、とネットで調べてくれていた長男。
お風呂に続いてキレイになる計画は嬉しいけれど、私の方はまだそんなに気が乗っていかない。
換気扇はカバーを時々換えているし、それに、父が以前、確か中まで開けて掃除してくれたと思う。
しばらくは父のことを思い出したくなかったので、前におじいちゃんが中まで掃除してくれたから、と軽く言った。
それでも、だいぶん経ってるやろ、中までは業者さんじゃないと開けられへんらしいで、
とまだ勧める。
もう一度、おじいちゃんが掃除してくれたから、と言って、キレイにしたい所は他にもいっぱいあるわ、とはぐらかした。
本当は、ここをキレイにしたいとか、いつかこうしたいとか、そんなこと何もなくてどうでもいいので、一生懸命考えてくれる長男にはわるいなと思う。
食器乾燥機、ここに置けるんちゃう?
食器くらい自分で洗うわ。
でもその時間に本読めるやん。
不満や不安を口にしながらでも、料理をして本を読んで、動き回っている元気な母に戻ってほしい。長男はそう思っているのだろう。
2ヶ月くらい前に買ってくれたロボット掃除機は、黙々と働き続けてくれている。
水拭きなんて感動もの。
ホームが見つけられずに探している姿も相変わらず可愛い。
今朝、長男が、出掛ける前に私の所に来て、昨日の換気扇のことごめんな、と言った。
おじいちゃんが1回掃除してくれたから、って回数の意味に取ってて、おじいちゃんがしてくれた、っていう意味に取れへんかってん。ごめんな。
そんなこと言われたら父のこと思い出してしまう…
でも、共感されるって、こういうことなんだなぁ。
嬉しくて悲しくて、言葉に困った。
長男が出掛けた後、大きな荷物が届いた。
空気清浄機、と書かれている。
これも少し前から長男に勧められていて、私がなかなか決めない物だった。