毎日時間刻みで、明るくなれたり孤独になったり、全部やめたいと思ったり。
やっぱり無理、と一日に何度も心の中でつぶやく、気持ちの安定しない日が続く。
ただただ、月日が過ぎるのを待っている。
父が急にいなくなって12週間になろうとしている。
やっぱり絶対無理だと思うと、きれいな色を想像してみる。
青い空、黄色いひまわり、ピンク色のバラ、オレンジジュース、抹茶アイス、華やかな傘、白い紫陽花、夕焼け…
この頃次男が作ってくれる美味しそうな食事を思い浮かべてみる。
ハンバーグ、餃子、八宝菜、スパゲティ。
苦手なのに、とにかく誰かと話してみる。
下手でもいいし、面白くなくてもいいし。
好かれても嫌われても、そんなこともうどうだっていい。
時を重ねるだけで、自然ときれいな色が見えるようになるだろうか。
それに賭けるしかなくて、早く過ぎて、と願いながらただ静かに待っている。