夢を諦めずにここまで来たね
昨日、次男が、就活でお世話になった数十人の方にお礼のメールを送っていた。
時候の挨拶や結びの文について、私に質問が。
健康を祈りたいねん。
ご活躍を、は生意気やわ。
じゃあ、ご健康とご多幸かな。
やっと私を頼ってくれた。
就活はとっくに終わっているはずで、同じマンションの人から、東京だそうで寂しいですね、とLINEが。
それなのに私には、まだ迷ってる、と先週まで言っていた次男。
余計なことを口走ってはいけないので、私からは聞けなかった。
自分ではもう決めてたけど、慎重になってた、と。
それで、先週あったZOOMの内定者懇談会みたいなのに出て、しっかり覚悟が決まったらしい。
海外に一番近いから。
若くても実力で行かせてくれる会社やねん。
同期のヤツら、あんまり希望してないみたいやった。
だから、オレは行きたいってことをみんなに言うといた。
夢を諦めずにここまで来たね。
でも、本当に行ってしまうかもしれないのか。
白菜少なめの餃子も、玉ねぎ少なめのハンバーグも、もう作ってもらえなくなるのか。
家族の心配ばかりさせてしまった我が家の最年少…。
書き出したら止まらなくなるからやめる。
マンションの外階段で蝉が飛べないみたいだから近くの木に運んであげて、と頼めなくなるね。
海外はまだ先としても、来年からは全部…。
今日、出張の帰り、お寺の前を通った。
とても大きな木が外から見える。
国内外でかなり有名なお寺。
17時を過ぎていたけれど、おそらく一匹だと思う、蝉が、ゆったり鳴いていた。
寂しいことばっかりやね、と思いながらバスに乗った。