生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

通りすがりの者です

f:id:kannpai:20200915184124j:plainこの間のしんどそうな人のことが気になって、次男にそれとなく聞いた。


見ず知らずの人の背中をたたいて声を掛けるって、ちょっと心配な気もしたから。


トントンじゃなくて、バシッとたたいたと言う。


交差点近くで座ってうなだれている姿が目立っていて、たぶん飲んでいたようで、信号待ちの人が笑ってた、と。


次男の、大丈夫っすか? に、顔を上げて第一声が、色々あんねん…。


起業してうまくいってないとかかな、と次男は思った。



お前、誰やねん。


あそこの店でさっきまで勉強してて。
通りすがりの者です。


それほど飲んでもいなかったのか、それから30分くらい二人で話をした、とのこと。


次男21才、相手の人は22か23才。
二人とも年齢は大人だけど、なんか微笑ましい。 



でも、背中たたいたりして、怒られるかもって思えへんかった?


人って基本的に寂しがり屋やから、相手に警戒解けたら、自分のこと聞いてくれるの嬉しいと思うで。



基本的に寂しがり屋、というのが引っかかった。


そうか。やっぱり私はずっと次男に寂しい思いをさせてきたのか。


またそう思い始める自分に、子どもたちはこれから自力でなんとかするから大丈夫、と言い聞かせた。