生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

電車に乗って海を見てきた

f:id:kannpai:20200919201144j:plain家族で電車に乗ってかなり遠くまで来た。
一泊したかったけれど、犬も一緒に泊まれる所が急には見つからず、日帰りに。



ゆっくり出発してお昼用の駅弁を買う。

夫が、張り切って駅弁を選び、平日と全く同じサンドイッチとコーヒーをコンビニで買った私を見て、またコーヒーも買いに行った。


車窓の景色はすぐに建物より自然が多くなり、刈り入れ前の稲穂が目に入ってくる。


へぇー。結構自然に近い所に住んでるんだ。


夫は子どもたちと楽しそうによく喋り、私がカーテン閉めて、と言うと、閉めては開け、また頼むと、閉めては開け、景色を見て、気づくと寝ていた。


ほたえて今度は寝てるね。


すると、長男が、ほたえてって?


そんな馴染み深い言葉、うまく説明できない。



2時間と少しで海の近くに。
意外と近いんだな。


リフトに乗り、素晴らしい景色を見て、アーチェリーをして、レンタサイクルを借り、ボートにも乗った。

まだツクツクボウシが鳴いてくれていた。


帰りの電車を途中下車して、海の幸が美味しいお店で早い夕食。


お刺身、天ぷら、焼き魚、なぜか名物らしいカレーライスに、次男は他人丼まで追加。


へぇー。サワラのお刺身とか美味しいって言うようになったんだなぁ。


まだ少し明るい空を見ながら、帰りの特急に乗った。


明日もラーメン付きならどこかにつきあってくれるかな。


こうしてみんなでいる間に早く何か見つけないと。
心を向けられるものを。



駅からいつもは通らない道を歩いていると、昔ながらの銭湯があった。


長男が、あ、ここサウナあるって書いてる、オレ寄って帰るわ、と言うと、少し迷って弟も入って行く。


最近の二人の会話から、たぶん美容のためなんじゃないかと思う。


若い人って、どうしてこんなに次々と心を向けられるものが見つかるんだろう。