イチロー選手も同じことを
アンカーのランです。
お昼休みにはいつも同じ席で昼食を食べています。
誰の席とは決まっていないし、日によって少しメンバーも違うのだけど、そこに座れています。
たぶんその席はあまりいい席ではないのでしょう。
でも、私はもうそこに数ヶ月座っているので居心地がいいです。
いつだったか、一度その席に他の人が先に座っていました。
そして実は今日も、でした。
そのくらい叶えてほしいな。
私の望みなんて少ないのだから。
そう思ったけれど、もちろん笑顔で別の席に座りました。
帰り道にお弁当を買うと、そこから家への近道があります。
でもやっぱり元に戻っていつもの道で帰る。
安心だからです。
いつもの席がいい。
いつもの道がいい。
今はそうしたい。
いつかまた、どこでもいいよ、と思えるまで、静かに同じことをさせてほしいのです。
なので私の場合は、今、エネルギーが足りないから同じこと、です。
イチロー選手がバッターボックスに入った時にしていたルーティンワークが好きです。
ユニフォームの袖を引っ張って、バットの先を相手のバックスクリーンへ向けていました。
もちろん、不安だからそれが楽だ、とか、エネルギーが足りないから、なはずはありません。
守りではなく、積極的な気持ちで同じこと、です。
自分の心身の不調や異常に気づきやすいから、普段の練習と同じ精神状態をつくり出せるから、と誰かが書いていました。
ちなみに、イチロー選手は、試合前の準備から食事、トレーニング、用具の手入れまで、入念にルーティンを続けていたそうです。