生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

寒かったあの日

f:id:kannpai:20210113183720j:plainアンカーのランです。


この間、夜テレビを観ていると、どうか我慢しないで下さい、といつものキャスターがまとめられていました。


娘に知らされるのだけは嫌、だから生活保護はどうしても受けられない、と心情を語ってくれた人の映像の後でした。


様々な事情があると思います。


生活保護制度自体知らない、判断がつかない、税金を使うなんて申し訳ない。


事情のある過去の親族に、面倒を見られないか、と行政から連絡されることだけは避けたい。そんな人も多いのだそうです。


そこは行政でなんとかできないの?


関係者の方に、何も知らないくせに、と言われるかもしれませんが、それでも思います。


あなたは働けなかったかもしれない、でもあなたの親、その親、その親、誰かが働いて下さってこの国を支えてくれたんです。


それだけでもあなたはこの国に守られていい。


その前に、この国に生まれてくれただけで守ってくれる憲法もあるんです。



子どもが小学校低学年の頃、小学校の隣の公園にホームレスの方がいました。


校長先生が、近寄らないように、と話されたことを子どもから聞き、温かいコーヒーを配るボランティアの方に一度仲間に入れて頂きました。


雪が降っていたと思います。


子どもに、少しでも真実に近い説明をしたかったのです。


ボランティアの方の集会にも一度参加しましたが、どうして生活保護につながらないのか、聞けませんでした。


どうして聞けなかったのか。


何もわかっていないのを知られるのが恥ずかしかったのかもしれません。


集会もコーヒー配りも夜だったので、子どもを置いての外出が難しくてもう行けなかった、というのもあります。


何もかも中途半端でした。


でも、私には全然余裕がなかったのです。