生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

おまえが一番文句言え!!

f:id:kannpai:20210621191613j:plainアンカーのランです。


今日は夏至
これ以上日が短くならない、私の一番好きな冬至まで、あと半年あります。


スタートの日まであと半年もゆっくりできる、と思えばいいのです。



鬼滅の刃」でマンガという文化の深さを初めて知り感動した50代のおばさんが、今度は「弱虫ペダル」にはまりました。

その魅力を、セリフを中心に今日も少しお伝えしたいと思います。


作者は渡辺航さん。
今回は第2巻より引用させて頂いています。
なので以下、ネタバレ多くあります。





大阪から千葉に引っ越して来た鳴子くん。真っ赤なスポーツバイクで秋葉原を訪れ、弟のためにガンプラを探します。そこで坂道くんと。


同じ高校の自転車競技部に入る二人の出会いの場面です。


自転車をこよなく愛する鳴子くんは、大阪弁で坂道くんのママチャリを褒めるのです。


「にじみでてくんねん」
「相棒感いうやつや」

「こいつ手放すこと考えたことないやろ
おまえ」


そして、ヤクザ風の人が投げ捨てた煙草の吸い殻が、坂道くんのママチャリに当たった時、激しく怒る鳴子くんなのですが、坂道くんにも言います。


「おまえもおまえや」

「大事にしとるモンよごされて
『いいから』って何や」

「よくないやろ
おまえが一番文句言え!!」



ヤクザさん相手に怒りをあらわにする鳴子くん。


自由に自分の頭で考え、葛藤し、どんどん自分を確かなものにしてきた、そんな少年の真っすぐな表現です。


自由に、というところがポイント。


大人が余計なことをしなければ、子どもは必要な悩みと葛藤に心を使い、自信をつけながら成長するんですよ。


私にはそう聞こえる物語…。