彼女は両手に抱えきれないほどのものをいつか
アンカーのランです。
今朝から軽いめまいがして少しふらついたりもしましたが、とにかく家を出ました。
我慢できなくなったら早退しようと思いながら結局ずっといることになりましたが、何とかいて良かったです。
しばらく会えていなかった少女にやっと会えました。
一瞬、幻かと思ったほどです。
それほど無意識に待っていたんですね。
でも負担にならないように喜びすぎずに色々と話をしました。
これ内緒、とハロウィンの包みのチョコレートをくれたのは全くの予想外です。
そういえばちょうど1年前、ハロウィンのイラストを目の前でささっと描いてくれて、あまりの上手さに驚いたのでした。
それを思い出していると、きっとハロウィンのパーティー前なのでしょう、いたずらを考えているらしい女の子のイラストをまたスマホで見せてくれます。
眉でも表情を出しているとのこと。
少しやせた、と言いますが、イラストを見せてくれる顔は全然大丈夫。輝いています。
幸せよね。
心の中で尋ねていました。
もしかしたら、彼女のほしかったものが手のひらからぽろぽろこぼれ落ちたかもしれません。いつだったかに。
でも、彼女は両手に抱えきれないほどのものをいつか自分の力で手にするんじゃないか。
いえ絶対に手にします。
もう本当に負けていられないと思いました。
私も好きなことなかったっけ。
鬼滅の刃の魅力を語ってくれたのが彼女だったことを忘れていました。
その影響で私もアニメやマンガや映画を全部見たのも忘れていました。
この間から新作が始まったことと合わせてそれを一気に思い出して、最後に話が盛り上がって別れました。
第1話は録画しています。
観たあとでまた彼女と話せる日がとても楽しみ…。