生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

父さんがこれがいいんやったら

f:id:kannpai:20211113193535j:plainアンカーのランです。


とっくに諦めていた夫の服装をやっぱりなんとかしてもらおうと思って、この頃何度か一緒に買い物に出掛けています。


それが本当にストレスです。夫は私以上にだと思いますが。

 

もう本当に私はその場で泣きたいくらいの抵抗をされるのです。


今日は絶対に買う、と約束して出掛けるのに、お店の人が色々と勧めてくれ始めると文字通り逃げてしまう。

 逃げるって何? 男子中学生か。

 

昔からずっと変わらない地味なものか、頑張ってほんの少し違うのくらいしか受け付けてくれません。


いい歳をしているのだからそれなりの格好をしてほしいのに。

 

いつもその抵抗で諦めて来ましたが、きっと私は色んなことの八つ当たりとか、長年の恨みというか意地というか、そんなので今回は引き下がられないのでしょう。

 

先々週くらいに赤面しながら(もちろん私が)上着を。先週もお店の人を味方につけてなんとか引き留めてズボンを。


それでようやく「服を買いに行ける服」がまかなえたのでした。


そして今日、その上下を着てもらった夫と付き添ってくれる長男とで、この流れであと1、2着をと思って出掛けたのです。

 

ぞろぞろ3人で見て回り、これといった物がなくて疲れて帰りたくなった頃、長男が気に入って買おうとしていたマスタード色のトレーナー?と同じのを夫が手に。

たぶん偶然ですが。

 

ボクこれにするわ。


そんな色、好きじゃなかったよね?


や、前から好きやで。


それ、長男が買うって言ってるけど。

 

一瞬嫌がらせかと思いましたがそうでもないようです。

お揃いで着たいわけでもないだろうし。

 

お店の人は笑いをこらえていたかもしれません。


私は夫に聞き分けてもらうことだけを考えていました。

 

長男が、父さんがこれがいいんやったら、とやめようとしましたが、どう見ても長男の方が似合っています。

 

夫に同じトレーナー?のワイン色のようなのを強引に勧めて、なんとか決着したのでした。