仕方なくても共感してもらえばよかったのに
アンカーのランです。
半年ぶりの子宮がん検診を先月受けて、今日結果を聞きました。
ここまで来たらもう大丈夫やと思うけど、しつこくまた来てもらいましょか。
そういえば何回もここに来ています。
いつも流れ作業のようにして次の予約。
いつから来てたんだろう。
もう大丈夫ということは、大丈夫じゃないかも、と先生は判断して次の予約を何回も入れてくれたのでしょう。
ぼんやりと思い出しました。
結果に書かれた文字を検索して、前がん状態、もう普通の状態には戻れない、みたいな説明にショックを受けたのでした。
探してみましたがその時の紙は見つかりません。棄てたのかな。
2回目くらいのが出て来ましたが、日付けはちょうど4年前です。
4年前といえば、何気なく受けた健診のオプションで甲状腺がんが見つかって手術した年。
その年も色々あったんだな。
怖かっただろうな。
自分がその頃どんな気持ちで毎日を過ごしていたのか、あんまり憶えていないのです。
出来事はたくさん憶えているのですが、自分の気持ちは。
怖いことを意識すると動けなくなるので、前だけを見て毎日を過ごしていたんだろうと思います。
どうしよう、って誰かに言えばよかったのに。
言っても仕方ない、じゃなくて仕方ないことを共感してもらえばよかったのに。
前がん状態は奇跡的に治ったのかもしれません。
昨年から生きている実感が薄かったのですが、これからもしっかり生きろと言われているようです。
もう一年後の予約でいいとのことでした。
優しい先生の前で今日は言葉が浮かばなかったので、一年後に聞きたいです。
私はどんないきさつでここにお世話になったのですか。
記憶を少しでも取り戻すヒントがほしい。
怖かったね、もう大丈夫だからね、とその頃の自分に話してあげるには、気持ちも込みのその頃の自分を感じる必要があるからです。