面接が終わって建物を出ると、ほっとして泣きそうになって
アンカーのランです。
昨夜は熟睡できず、朝方は焦っている夢を延々と見ていました。
今日はお昼前にある所の面接だったのです。
ハローワークさんにお世話になってる歴、本当に長いです。
お嫁さんが出て行ってから洗面所を使っても間に合う、と思って朝はゆっくり構えていました。
音がしないのでもういいかな、とウロウロし始めると、お嫁さんのドタバタする音。
「ヤバい、寝坊しました」と部屋から顔を出して程なく飛び出て行きます。
少し心配でしたが、それより自分のことです。
若い人はなんとかするって。
いつもの簡単なお化粧を済ませると、計画通り美容院に向かいます。
ブローだけなら1600円くらいのはず。
この歳で面接に挑むのだから、少しでも若く見せて印象を良くしないといけない、と考えたのでした。
ところが、開店時間を調べて行ったつもりなのに30分間違えていて。
でも、こんなことではくじけないです。
往復20分、歩くと頭が活性化するのでよかった、とすぐに思って家に帰り自分でブロー。
子どもの入学式なんかでよく着たスーツはびっくりするほど似合わなかったので、そのスカートに白いシャツとカーディガンを合わせました。
30分以上前に着くはずが、最後に少し迷ったこともあり20分前に。
面接でまず聞かれることって何でしょうか。
志望動機だということを忘れていました。
情けないです。
本当に一番に聞かれてしまって、え?と困った表情がマスクをしていてもバレたかもしれません。
履歴書に長文で書いた志望動機を思い出しながら答えました。
その後も、えー、とか、んー、とか、宙を見つめたり首を傾げたりしながら。
わからないです、とか、詳しくないです、とか、申し訳ないです、とか。
わぁ、これアカン流れやん。
でも、ご担当のお二人はとても優しそうでしたね。
ある一つの質問に、今まで自分なりに一生懸命やってきたことが伝わるような話ができました。
実は質問は微妙に違ったのですが、ここで言わないと機会がないかも、と自分寄りに解釈して何とか。
でも全体的にはダメだったかなという感じです。
出掛ける前にはとても緊張してきて、やっぱり行きたくない、と気が重かったのです。
でももう仕方がないので、行って帰って来るだけで良し!絶対自分を褒めてあげるから、と。
面接が終わって建物を出ると、ほっとして泣きそうになって、本当に自分を褒めながら歩きました。