お嫁さんのお世辞で服を買う
アンカーのランです。
今日もハローワークに行って来ました。
もう淡々と通うと決めたのに、30分、1時間と検索していると、どんどん追い込まれていきます。
応募できそうな所が見つかる方が幸運だとわかっていても、もうこの世の誰からもバツをつけられている感じ。
どうしてこんなに極端な思考に陥るのでしょう。
たとえ働いていなくても、たとえ何もできなくても、人は生まれてきただけで尊ばれるはずなのです。
それは頭ではわかっているのに。
どうして何かある度にバツをつけられた感じがしてしまうのか。
自分はこの世界に認められている、受け入れられている、とどうして思えないのでしょうね。
そう信じてほしかっただろう父のためにも、母のためにも、またまた自分に言い聞かせないといけないです。
昨夜、疲れているのにリビングに来ておしゃべりをしてくれていたお嫁さんが、もちろんお世辞ですがセンスがいいと言ってくれました。
昔、書道の先生にそう言われた時もとても嬉しかった。
頑張ったね、も嬉しいけど、センスがいい、の方が心に残っていて、時々エネルギーに変えてきたのです。
ハローワークの帰り、駅に向かって力なく歩いていると、可愛い服に目が留まりました。
吸い寄せられるようにお店に入って見ていたのですが、今まではあまり着なかったような色合いとデザイン。でもとても魅かれたのです。
流行りの前後どちらも着られるタイプ。そして前後の長さが違います。
若い人向けのお店だと気づきましたが、もう開き直りというか、ブラウスだから合わせ方で大丈夫だろうと、恥ずかしいので試着もせずに買いました。
昨夜のお嫁さんのお世辞を思い出したから買えた気がします。
帰ってから鏡の前でそのブラウスを着てみて色々と試していると、ニャンコがじっと見ていました。
持っていたハイネックのノースリーブとユニクロのカーディガン、繊維のアクセサリーがピッタリ合います。
ハローワークから思いがけない展開となった一日でした。