長男は、行って来ます、と。
アンカーのランです。
大急ぎで帰って来ました。
先週は帰る間際にいつでもいいようなことで足止めされたので、今日は似たようなシチュエーションを察知して気をつけました。
誰もわざとじゃないのです。
急いで帰った訳は、長男がもう戻ってしまうから。
テレワークが長引いているようで、なかなか自分の部屋から出て来ませんでした。
笑い声がします。
研修は終わり、同期生?転職組?で雑談タイムになっているようでした。
長男の声が廊下まで聞こえます。
やはり仕事の話のようで、聞き慣れないワードが混ざっていて、カッコいいなと嬉しくなったり。
それに、穏やかで優しい、長男らしい話し方です。
見つけたんやね、自分にピッタリの場所を。
大学生の時、長男は、絶対に関西は出ないと言っていたのです。
それなのに私は、その頃よく東京に研修で行っていたこともあって、若いうちに一度くらい日本の首都に住んでもいいかもねぇ、などと思いつきで話したのでした。
もちろん私の話なんて関係なく、長男は今自分の望む場所にいるはずですが。
でも私は確かにそう話しました。
お嫁さんが見送りに行ってくれたので助かりました。
気持ちを平坦にするのにちょっとエネルギーが要ったからてす。
でも長男は、行って来ます、と言って出て行ったんですよね。
普通に、行ってらっしゃい、気をつけて、と応えました。
近いうちにきっと、ほんなら帰るわ、になるのだと思います。