時間だけは奪わないで
アンカーのランです。
今日は職場で少し怒っていて、そんな自分がもう少しで全人格になりそうでした。
本当にあと一歩でした。
よかったのか良くなかったのか。
魔法使いに私の時間をどんどん奪われている気がして、やりきれなかったのです。
少しは顔に出ていたかもしれません。
魔法使いにされたのは、ある書類の管理についてルールがなくてそれについてあーだこーだと話をされたことです。
前からいるのだから、さっさとみんなでルールを決めてくれていたらよかったのに。
私は来たばかり。
意見を出してもどうせあーだこーだになるのはわかっています。
それからこれは何度もありましたが、1分で話せる内容を3分かけて伝えてくれること。
体感的には10分。いえ、そこから話が逸れて続くのでもっとです。
簡潔にとか、要点を、とか言えるはずもありません。
私は人生をやり直しているのだから。
大急ぎで少しでも進まないといけないのだから。
あなたのことをよく知らないので、もちろん何かを比べるつもりはないです。
ただ、私の時間を意味なく奪っていくのだけは止めてほしい。
そう思いながら、はい、そうですね、を繰り返しながら、お願いだからもういい加減にしてほしい、と泣きたい気分になっていました。
フランソワは時々ジェスチャーで私に向けて拍手みたいにしてくれますが、若い彼女をまさか味方につけるなんてできません。
どうしてこんなやり方を?とずっと疑問だったこともあって、こうした方が合理的だと思う、とは言えました。
言いにくかったので、きっと穏やかな顔ではなかったはず。
でももういいと思います。
だって心の中では確実に怒っているので。
私に残されている時間の少なさにも。
やり直し、なんていう理不尽な運命にも。
なのでせめて時間だけは奪わないでほしいのです。