生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

自分のことを大事にしてくれたらいいのに

アンカーのランです。

ずっと一緒に子育てした友人に電話をしました。


どちらも男の子二人で、子どもたちはほぼ同じ年齢です。

 

それはそれはよく一緒に過ごしたものです。助けてもらったことも数知れず。

 

わが家が引っ越し、子どもたちもそれぞれの道に進み、友人ともめったに会わなくなっていましたが、忘れた頃に連絡をくれました。


話すとやっぱり一番ホッとする人。

 

そしてまた私は自分のことで精一杯になり、自分からは連絡をしないのでした。

 

最近体調がわるくて、本来の私はそういう時でも誰かに話そうとはしないのに、急にその人の声が聞きたくなったのです。

 

大丈夫、と言ってもらうだけのつもりでした。

 

それなのに友人は、言ってなかったけど再発して治療してる、と。


気づいてたけど病院行ってなかった、なんて。

 

あんなに一生懸命子育てして、子どもたちの心配をいっぱいして、がんは一度すっかりやっつけて、もうゆっくりのんびり暮らすんだったよね。

 

一人は結婚して孫が可愛いって。もう一人も転職で帰って来てくれてるって。


この春も幸せそうに話してたよね。


声を落とす私に、ずっと昔から変わらない明るい声で、思い詰めたらあかんよ、と言ってくれました。


 自分が大変なのに。


どうして私の大切な人って、人のことばかり気遣って、自分のことちゃんとしてくれないの。


私に余裕があれば…

時々電話でもして何か気づいてあげていれば…


十年前より薬もすごく良くなってて、全然しんどくないよ、って。

 

本当にみんな、まずは自分のことを大事にしてくれたらいいのに、と思います。