アンカーのランです。
ずっと一緒に子育てした友人に電話をしました。
どちらも男の子二人で、子どもたちはほぼ同じ年齢です。
それはそれはよく一緒に過ごしたものです。助けてもらったことも数知れず。
わが家が引っ越し、子どもたちもそれぞれの道に進み、友人ともめったに会わなくなっていましたが、忘れた頃に連絡をくれました。
話すとやっぱり一番ホッとする人。
そしてまた私は自分のことで精一杯になり、自分からは連絡をしないのでした。
最近体調がわるくて、本来の私はそういう時でも誰かに話そうとはしないのに、急にその人の声が聞きたくなったのです。
大丈夫、と言ってもらうだけのつもりでした。
それなのに友人は、言ってなかったけど再発して治療してる、と。
気づいてたけど病院行ってなかった、なんて。
あんなに一生懸命子育てして、子どもたちの心配をいっぱいして、がんは一度すっかりやっつけて、もうゆっくりのんびり暮らすんだったよね。
一人は結婚して孫が可愛いって。もう一人も転職で帰って来てくれてるって。
この春も幸せそうに話してたよね。
声を落とす私に、ずっと昔から変わらない明るい声で、思い詰めたらあかんよ、と言ってくれました。
自分が大変なのに。
どうして私の大切な人って、人のことばかり気遣って、自分のことちゃんとしてくれないの。
私に余裕があれば…
時々電話でもして何か気づいてあげていれば…
十年前より薬もすごく良くなってて、全然しんどくないよ、って。
本当にみんな、まずは自分のことを大事にしてくれたらいいのに、と思います。