本当は義父が思っていた言葉は
こんばんは。ランです。
長かったわ… の次の言葉に耳を澄ませました。たぶん夫もです。
夫の父のことは、これまで書いたことがなかったと思います。
冷蔵庫にある古いもの、例えばお味噌とかをあれこれ思い出しては、もうあれほかすわ、と。
そんな話を、耳が遠い義父は大きな声で続けました。
長かったわ、の続きにしてはちょっと軽いですが、救われました。たぶん夫も。
義父は超高齢ですが一人暮らしをしています。
実は私は買い物や洗濯、通院などを手伝っていた時期が何年もありました。
そうなるだろうと思って、20年近く前に近所に越して来たのです。
認知症ではなくても、判断が難しくなることも増えてくるのですね。
生活の中でのこだわりを守ることが、とても大事なようです。
私は自分の父のことがあって以来、何も手伝わなくなり、夫とヘルパーさんたちに任せっきりになりました。
そのことの苦しさも、いつか改めて重くのしかかってくるのでしょうが、普段は忘れることにしています。
ところで、手すりを持ちながら家の中では動けていた義父ですが、転倒してしまって歩けなくなりました。
以前にも何度もあってその都度回復してきたので今回も、と思っています。
なので、長かったわ… の次に本当は義父が思っていた言葉は、まだまだ先で言ってもらおうか、と。
今夜も病院に来ています。