夫の苦手なことの続き。
夫は覚えておくことも苦手。
だから仕事ではとにかくメモ、記録、チェックを怠らないようにしていると思う。
だからメモなんて取らない生活の場では、私に何度頼まれても、身につかないことは多い。
話すのもとても苦手。
なのに、仕事で何十人もの上に立っていた時期が長かった。
こんなに不器用な人が、様々な年代、能力、価値観、性格の人たちを束ねるなんて、どれだけ毎日緊張して過ごしていただろう。
でもその頃、子どもたちが小中高で部活も厳しくて、思春期だし言葉も少なくて、いえそれ以前に、家庭で思いを出せるように育てていなくて。
スポーツをしているのに、成長期なのに、私はしんどくて子どもが喜ぶ食事を出せていなくて。
子どもたちに外でとても辛い目に合わせてしまっていて…。
一人は、よく生きていてくれた、と思ったほどだった。
それに気づいた私はさらにしんどくなっていた。
あの頃の生活がどう回っていたのかはあまり思い出せないけれど、夫も大変な時期だったのに、よく手伝ってくれていたことだけは確かだと思う。