生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

あの頃

夫の苦手なことの続き。

夫は覚えておくことも苦手。

だから仕事ではとにかくメモ、記録、チェックを怠らないようにしていると思う。

だからメモなんて取らない生活の場では、私に何度頼まれても、身につかないことは多い。


話すのもとても苦手。

なのに、仕事で何十人もの上に立っていた時期が長かった。

こんなに不器用な人が、様々な年代、能力、価値観、性格の人たちを束ねるなんて、どれだけ毎日緊張して過ごしていただろう。


でもその頃、子どもたちが小中高で部活も厳しくて、思春期だし言葉も少なくて、いえそれ以前に、家庭で思いを出せるように育てていなくて。

スポーツをしているのに、成長期なのに、私はしんどくて子どもが喜ぶ食事を出せていなくて。

子どもたちに外でとても辛い目に合わせてしまっていて…。


一人は、よく生きていてくれた、と思ったほどだった。

それに気づいた私はさらにしんどくなっていた。


あの頃の生活がどう回っていたのかはあまり思い出せないけれど、夫も大変な時期だったのに、よく手伝ってくれていたことだけは確かだと思う。