No.50 何もかもどうでもいいから
悲しみを箱に入れて蓋をして生きていく、と決めてこのブログを始めた。
かなり前のように思うけれど、まだ2週間と少し。
毎日、書いている間も、悲しみの渦に吸い込まれないよう気持ちをコントロールできた。
今はここまで、と。
ここまでなら、と、一旦全部忘れて、を繰り返して、時間が過ぎるのをただただ待って今日まできた。
待つだけもいいけれど、生まれてからきっと一番今が「何もかもどうでもいい」と思っているのだから、この際できることがあるのではないか。
そう思えてきた。
まずは、捨てることができる気がしてきた。
①
今まで何度も挑戦して捨てられなかった子どもの物。
一つひとつ手に取る度に、それを使っていた時にしてあげたかったこと、してしまったこと、の後悔で動けなくなる。
減らしてはきたけれど、衣類を始めとする様々な物が残っている。
実家には産着や布オムツまである。
②
「自分」なんてほとんどなかった時代に仲良くしてもらった人たちとの思い出、連絡先。
③
母に褒めてもらおうといつも考えていた頃の服、好み。
これはもうだいたい捨てているはず。
④
人に好かれるための笑顔や優しさ。
⑤
安心できる毎日にしてあげられなかった夫や子どもへの罪悪感。
わざとじゃないから許されるとは思っていない。
でももう充分苦しんできたし、家族の個性に困らされることもあった。
ほんとにもう何もかもどうでもいいから、捨てようと思う。