生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

No.160 ハンカチにアイロンを当てよう

f:id:kannpai:20200726213231j:plain連休が終わってしまう。

先々週くらいから、夫が、ハンカチのアイロン当てといてな、と言っていた。


わかった、と言いながら、私は当てていなかった。


料理も洗濯もできるのに、アイロンかけは難しいと思っているらしい。


先週も連休前も、ハンカチアイロン当てといてな、と言われたのにしていなかった。


ほんとに私はひどいと思う。


不器用な手で伸ばして引っ張って畳んでいたんだろうな。


この連休で、お香とスケジュール帳が買えて、勢いでアルバイトの応募までした。


洗濯機が時々給水されなくなっていて、ホットプレートは表面がかなりはがれていたので、どちらもネットで探して注文してもらった。


洗濯機は16年くらい、ホットプレートはもっと長く活躍してくれたもの。


長男と話を合わせたくて、ネット証券の口座開設をしてもらった。


もう着ないだろうと思う衣類を少し捨てた。


何も努力したことはないけど、いくつか進んだなぁと思っていると、夕方また夫が小さな声で、ハンカチアイロン当てといてな、と言った。


この連休で進んだこと全部を合わせても、ハンカチ何枚かにアイロンを当てることの方が、本当は私にとって大きかったような気がした。


自分の手で、目に見えてきれいになる。

気持ちいいだろうな。

それに、喜んでくれるんだろうな。