母さんが面接官やったら
昨夜は、夫と長男とですでにホットプレートのビビンバチャーハンを食べ始めている時に、次男が帰って来た。
すぐにテーブルに来たのでホッとする。
有り難い内定を頂きながらも、先輩や友だちや家族と話す中で、将来なりたい自分の輪郭がはっきりしていって、何度も考え直して、調べ直して。
きっとそんな日が続いていた。
バカな母親の心配までしながら。
余裕のある時には、面接の内容も少し教えてくれた。
面接官がどう答えてほしいと思っているかがわかっても、本心で話したい。
だから、自分に嘘はつかないように、でも賛成してもらえるように懸命にまとめる。
しんどかっただろうな。
最終面接では夫や私に近い年齢の方もいるようで、それで、時々私にも聞いてきたんだろう。
母さんが面接官やったら、こう答えるヤツどう思う?
私がもし面接官だったら、人や物事をバカにしている人以外はみんな落としたくない、と思っただろうな。
だから私なんかに聞いても参考にはならなかったと思う。
だけど、一人ひとり育ちも違って40年も50年も生きていたら、みんな結構偏ってきてるんじゃないのかなと内心では思う。
だから、その面接官の送って来られた人生が少なからず影響してしまう面接で、たとえ落とされても、全面的に受け取らなくていいと。
実は、隣で見つめてくれていたもう一人の面接官は、あなたがいい、と秘かに思ってくれていたかもしれないし。
今日も暑い中、白いシャツと黒いスカートの就活生らしき女性を見かけた。
早く決まったらいいね。
今夜もまた買ってきたものとホットプレートで焼そば。
私はまたオクラを茹でた。