生きているだけでいい。   大丈夫。

大好きだった父との時間をこれからもっと取り戻すはずだったのに、突然訪れた別れ。いつか、私の人生もなんとかなったよ、と空に向かって乾杯したい。その日まで続けたいブログです。

応援したくなる玄弥のひたむきさ

f:id:kannpai:20210529153920j:plainアンカーのランです。


今朝、次男にスーツのことをLINEで尋ねると、新しいスーツの写真が送られて来ました。


電話で、長男も買ってたよ、と話すと、一緒に買いに行ったん?と次男は聞いたのですが、後で思い出すと、そこ?でした。


確かに、一人でスーツを買いに行くのは初めてだし、高い買い物だし、ちょっと心細かったのかな。



今日も『「鬼滅の刃」で心理分析できる本』(著者:清田予紀さん)から少し。
引用もさせて頂きました。


以下、ネタバレあります。





「目は異様につりあがっているし、性格は悪そうだし、態度もでかい。言動も尖っていて、いつもケンカ腰。」


それが、炭治郎と同じ時に最終選別で選ばれた不死川玄弥です。


でも、「なぜか気になる存在」。


「それは、彼が、『屈折した過去』と『切なる思い』を胸に抱く男だからなのでしょう。」


玄弥の兄は、風柱の不死川実弥。


この兄弟にはとても悲しい過去がありました。


母親が鬼化して家族を皆殺しにしようとした時、兄の実弥が鬼化した母親を殺した。でも理由を知らない弟の玄弥は、兄を人殺しと呼んだのです。


後に理由を知った玄弥は兄に謝ろうと思うのですが、実弥は鬼殺隊に。


それで兄に会うために玄弥も鬼殺隊に入ります。


「けれど、そんな弟を兄の実弥は『俺には弟なんていねエ』『テメエは見た所なんの才覚もねぇから、鬼殺隊やめろォ』と」言うのでした。


「全集中の呼吸」をマスターしていない玄弥はそれでも「涙ぐましい努力」をしました。兄に認めてもらうために。



「『アンダードッグ効果』という心理学用語があります。」


「玄弥のように辛い立場にある人や困っている人を見ると、私たちはその人に手を差し伸べて応援したく」なりがちです。


「そういう気持ちになるのは、その人から一生懸命さやひたむきさが伝わってきたときだけです」が。


「人は、ひたむきに頑張っているのに報われない人を応援したくなり、好きになる生き物」と書かれていました。



スポーツの試合を観ていて、負けている方を応援したくなるのも、そういうことですね。


でもいつ頃からか、報われている人も好きになることが多くなっています。


だって、今までには報われなかったこともあるでしょう。


報われないことばかりで、それでも一生懸命やってきて、ようやく今報われている人かもしれない、と思ったりします。


人のこれまでの人生なんて、本当にわからないので。


秘かに、でも私は好きだな、と思う人が増えているようです。